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 「オートコンプリート」というのはご存じでしょうか? 
        
        例えば、検索サイトなどでワード検索を行なうときに、入力しようとしたキーワードの頭2~3文字を打ち込んだだけで、目的のキーワードが出てくるといった経験はありませんでしょうか?
        この携帯電話でいう「予測変換機能」に似た入力補助機能が、オートコンプリートです。 
        
        この機能はパソコンのユーザーによって、設定のON/OFFが選択可能ですので、ターゲットによっては、この機能をOFFにしているかもしれません。
        もしONになっていれば、気になるキーワードの頭文字を少し入力するだけで、過去に入力されたキーワードを調べることができるのです。
        
        いつ、どのようなときに入力されたというのはなかなか判別がしづらいのですが、いったん記録されているオートコンプリートを消去してから、
        新たに入力されるものを記録すれば、消去から調べるまでの期間内に入力されたキーワードを知ることができるのです。 
        
オートコンプリートの設定法
 オートコンプリート機能は使用設定をしていなければ働きません。
        
        一度、IEからオートコンプリート機能が働いているか、チェックしてみるといいでしょう。 
        
        やり方は、IEメニューバーの「ツール」をクリック→出てきたメニューの「インターネットオプション」をクリックという風に行ないますと、インターネットオプションのダイアログが出てきます。そこから「コンテンツ」タブをクリック→「オートコンプリート」ボタンをクリックすると、今度はオートコンプリートのダイアログが出てきます。
        
        その中の「オートコンプリートの使用目的」という部分のチェックボックスにチェックが入っていれば、オートコンプリート機能はONになっています。 
        また、「オートコンプリート履歴の消去」という項目の「フォームのクリア」を行ないますと、これまで記録されている入力履歴が全て消去されます。
        「パスワードのクリア」は別項目ですので、できる限り消去しないほうが良いでしょう。 
        くわしくは、以下のサイトを参考になさって下さい。 
注意事項( パソコンの共通注意点 こちらも必ず目を通して下さい
※注意点 オートコンプリートについて 
        
        オートコンプリートがONになっていれば、入力した文字を記憶しますので、 皆さんが入力した文字も記憶されてしまいます 。
        場合によってはターゲットに気づかれる恐れがありますので、気になる場合は個別に消去しましょう。やり方は、まず、皆さんが入力したキーワードの一部を、検索サイトのワード入力箇所に入力し、そこをマウスでダブルクリックします。すると、オートコンプリートで記憶されている文字列が出てきますので、消したい文字列を選んで、キーボードの「Delete」キーを押します。
        これで、特定ワードのみの消去が可能です。 
        
        また、今回の見破り方で「オートコンプリートを消去してから、その後何が入力されたか調べる方法」を書いていますが、ターゲットが日常的にオートコンプリートを使用しているのならば、記憶されている文字列全てを消去することで、ターゲットに発覚してしまう恐れがあります。その場合は、特定ワードのみの消去を応用して、怪しい文字列いくつかを削除し、その後そのワードが入力されたか、確かめてみるといいでしょう。 
        
        オートコンプリートの削除に関しては、以下のサイトを参考になさって下さい。